庄内町西袋地区で明治初期から始まったとされる獅子踊は、「獅子大神」の信仰から生まれた芸能で、獅子神様が打ち鳴らす太鼓の音で悪魔や亡霊を村の外へ追 い払う神事である。住民の健康や五穀豊穣、地域全体の安全を祈願するために、毎年8月に西袋皇大神社で奉納している。また、地区内の結婚や新築などの祝い 事でも踊りを披露する。
西袋獅子踊は、幼児から中学生までがささら弾きや太刀使い・棒使いの役を担い、獅子持ち・太鼓持ちを成人男性が受け持つ。また、地域の先輩が指導にあたるなど、自分たちの手で地道に伝統文化の保存・伝承に努めている。
「行政や財団からの助成を有効に活用しながら、地域の伝統芸能を代々と伝承していきたい。」と、団体の士気も高まっている。
撮影年 | 2009年 |
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著作 | 山形県 |
制作 | (財)山形県生涯学習文化財団 |
時間 | 5分50秒 |
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