伝統工芸 深山和紙

分類: 生活文化 地域: 置賜地方白鷹町 作者: 羽鳥 允祥

-楮と糊うつぎで作る伝統の技 山形県指定無形文化財-

白鷹町の深山地区では、昔から農閑期の家内工業として紙すきが行われてきました。起源は室町時代に遡るとも言われています。上質なその紙は、「上り紙(のぼりかみ)」として江戸に送られていました。米沢藩第9代藩主上杉鷹山公は、藩の施策として原材料の楮(こうぞ)の栽培を奨励し、多くの村人が和紙作りに携わっていたとのことです。その古式の技法は、現在も受け継がれています。
楮と糊うつぎで作る伝統の技を守り続ける人々の姿と四季の営み、そして、山形県指定無形文化財となっている「深山和紙」の工程を描きました。

平成26年度全国自作視聴覚教材コンクール社会教育部門最優秀賞
文部科学大臣賞