蕨岡延年の舞保存会

テーマ: 民俗芸能 地域: 庄内地域遊佐町
 遊佐町上蕨岡地区は、通称上寺といわれ、かつて大物忌神社を中心に三十三の宿坊を構えた修験集落として知られている。
「蕨岡延年の舞」は修験道の一環で通過儀礼として伝えられてきた舞で、その起源は室町時代にまで遡るといわれており、平成5年に山形県指定無形民俗文化財に指定されている。
現在は、上蕨岡地区全戸が蕨岡延年の舞保存会に加盟し、地域全体で後継者の育成、舞の保存伝承に取り組んでいる。
毎年5月3日の大物忌神社大御幣祭では、地区の子ども達が舞人を務め、地域の象徴的な伝統行事において、地域と子ども達が深く関わる貴重な機会になっている。
また、近年は(旧)蕨岡小学校での地域学習の機会を通じて、蕨岡延年の舞を地域全体の子ども達に広める活動も積極的に行っている。

■お問い合わせ
遊佐町教育委員会
TEL0234-72-5892

撮影年2008年
著作山形県
制作(財)山形県生涯学習文化財団
時間5分14秒

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